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LayerClock の無料プランは、どこで線を引いているか

「無料で使えます」と書いてあるツールを見たとき、本当に知りたいのは「無料かどうか」ではありません。どこまでが無料で、どこから先が有料なのか。そして、その線の引き方が正直かどうか、です。

無料プランの設計は、そのツールが「何を一番大事だと思っているか」がいちばん正直に出る場所です。だから隠さずに書きます。LayerClock の無料プランがどこで線を引いていて、なぜそこで切ったのか。

無料プランの本当のメッセージは「どこで終わるか」

無料プランには二つの引き方があります。ひとつは「全機能を、少しだけ試させる」型。期間が切れる、件数で止まる、要所要所に鍵がかかる。もうひとつは「一部の機能を、ずっと使わせる」型。使える範囲は限られるが、その中ではいつまでも無料で動く。

この二つは、見た目より大きく違います。前者は「気に入ったら払ってね」というお試しで、後者は「ここまではずっとあなたのもの」という線引きです。問題は、どの機能を「ずっと無料」の側に置くか。ここに、そのツールの本音が出ます。

LayerClock は後者です。そして、無料の側に何を置くかを、一本の原則で決めました。

記録そのものは無料。記録から何かを引き出すところからが有料。

無料の側に置いたもの:信用できる記録を作る一式

LayerClock を無料で使うと、次のことが——期間の制限なく——できます。

  • 計測そのもの。タスクのタイマーを押せば、そのタスクと上位のフェーズ・プロジェクトが進行中になり、止めるまで全画面で時間が回り続けます。
  • 4 階層の WBS(プロジェクト・フェーズ・成果物・タスク)で、作業を構造のまま記録する。
  • プロジェクトは 3 件まで、記録は 6 ヶ月さかのぼって保持。
  • 進捗をリスト表示で確認する。
  • 職種別のプリセットテンプレートから、ワンクリックで案件を立ち上げる。

並べてみると分かるのですが、これは「信用できる記録を作る」のに必要なものが、ひととおり無料の側にある、ということです。記録の精度こそ、後から取り返しがつかない一番大事な土台だからです。なぜ計測を「あとから手入力」ではなく「タイマーで」取らせるのかは、タイマーを「強制起動」にした理由 に書きました。

有料の側に置いたもの:蓄積した記録から、何かを引き出す

一方、Business プラン(月 980 円)から先に置いたのは、溜まった記録を投資判断に変える機能です。

  • バーンダウンや EAC(完了時工数の予測)などのグラフ・詳細レポート
  • 時給換算・収益性分析
  • 任意期間・前年同期比などの高度なフィルター
  • CSV エクスポート
  • 自分用の WBS テンプレートの保存
  • API アクセスGitHub などの外部連携
  • プロジェクト無制限36 ヶ月のデータ保持

共通しているのは、どれも「記録を取る」より一歩先、「取った記録を長く蓄積して、そこから何かを引き出す」側だということです。チャートで傾向を読む、CSV で外に出す、収益性を計算する——いずれも、信用できる記録がすでに手元にあって初めて意味を持ちます。

なぜ、そこで切ったのか

理由は一つです。記録そのものを人質に取りたくなかったから。

計測そのものを有料にするツールは、あなたのデータを、払うまで眠らせます。けれど工数の記録は、取るのをやめた瞬間に永久に失われる種類のものです。あとから思い出して埋めても、それはもう本物ではありません。だから計測と記録は、誰でも、ずっと、正確に取れる側に置きました。

お金を払ってもらうのは、その先です。半年・一年と記録が溜まり、「この案件は本当に儲かっているのか」「次の見積もりはどこを直すべきか」を、データで判断したくなったとき。そこで初めて、グラフや収益性分析や長期保持が効いてきます。無料で正確な土台を作り、有料でそこから果実を収穫する——線を引くなら、ここしかありませんでした。

3 プロジェクト・6 ヶ月という、もう一本の線

機能の線とは別に、量の線もあります。無料はプロジェクト 3 件・記録 6 ヶ月保持・個人利用(チームでの共有は有料)です。

これは「個人で試す・小さく使う」と「実務で恒常的に回す」の境目に引いた線です。正直に言えば、3 件は少なく感じるかもしれません。ただ、本気で使い始めると、無制限のプロジェクトと年単位の履歴は遅かれ早かれ必要になります。そのときに月 980 円が見合うかどうかを、無料の範囲で本物の記録を取りながら確かめてほしい、という設計です。お試し期間で急かすより、このほうが正直だと考えました。

正直なところ

「無料で全機能を使いたい」という要望には、この線引きは応えません。チャートも CSV も収益性分析も、有料の側にあります。そこは隠しません。

ただ、無料の範囲だけでも、そこで取れる記録は本物です。期限つきのお試しデータではなく、あなたの実際の作業がそのまま残ります。気に入らなければ、払う理由は生まれません。気に入って、溜まった記録をもっと活用したくなったときに、初めて Business を検討すればいい——無料プランは、そのための正直な入口のつもりです。

まとめ

  • 無料プランで本当に見るべきは「無料かどうか」ではなく「どこで終わるか、その線が正直か
  • LayerClock の線は一本の原則で引いた——記録そのものは無料、記録から何かを引き出すところからが有料
  • 無料の側=計測・4 階層 WBS・3 プロジェクト・6 ヶ月保持・プリセットテンプレ=信用できる記録を作る一式
  • 有料の側=グラフ/EAC・収益性分析・CSV・テンプレ保存・API/連携・無制限・36 ヶ月=蓄積した記録から何かを引き出す側
  • 量の線(3 件・6 ヶ月・個人利用)は、お試し期間で急かさず、本物の記録を取りながら見極めてもらうための線

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ここで書いた無料の範囲は、LayerClock で実際に試せます。 タイマーで正確に計測し、4 階層 WBS(プロジェクト・フェーズ・成果物・タスク)で構造のまま記録するところまでは、ずっと無料です。気に入って、溜まった記録をグラフや収益性分析で活用したくなったら、月 980 円の Business を検討してください。

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